あ~る・で子の観察日記

やあ。今日も愛機の轟天号であっちにいったりこっちにいったりしています。

【お好きな方だけドウゾ】行きたい学校に行く、ということ【唐突な自分語り】

おはこんばんちはならー!

あ~るで子ですおひさし鰤!ハマチ!

 

カヅラカタ歌劇団の観劇をしたり、

本を読んだり本を読んだり、しかたなく3食作ったり、

第18期公演のDVDみたり、推しのCD聞いたり、

しかたなく3食作ったり、

公演でボール遊びして日にあたりすぎて灰になったり

ビール飲んでクダ巻いたりしていたら何日あいたかしら?

 

 

さて、最近読んだブログから

ameblo.jp

特に、親御さんが、

・中学受験をしたことがない

・大きな苦労をしたことがない

・なんとなく受験がうまくいってしまった

・帰国入試(海外帰り含む)・推薦入試・指定校推薦・内進などで、本来すべき入試の苦労を避けられてしまった

 のような場合は特に注意が必要です。

 このような場合に特に、子供に心無い言葉を投げかけたり、罵声を浴びせたりする場合が多いです。まるで子供の苦労がわかっていません。勉強をするのは、小さな子には当たり前ではありません。偉いことです。

 僕自身の経験としても、中学受験は非常に辛い記憶があり、子供には同情が先にきて強く言うことができません。あの頃の自分とオーバーラップして、「しんどいやろうなぁ」「きっついやろうにえらいのぅ」が先に来るのです。

親子喧嘩で疲れ果てる前に | お受験ブルーズより引用

 

この中受していない、大した苦労していない、なんとなく上手くいってしまった

これは私にあてはまることです。

なので、わたしも多分、分かっていない方の人です。

あたりまえではない、偉いこと。

かなり大変なことをやらせている自覚が、本当に、わたしにあるのかどうか。

親身にちゃんとわかっているのか。

 

 

そんな状態で、さて、

ぴーたろうの受験の時のお話。

彼が本当に熱望校が熱望校なんだ、と自覚したのは、

なんと12月も中旬すぎた頃だそうです。

そこからのスパートは、ちょっとビックリするほどでした。

やるべき事の洗い出しを自分でやり、私が起こさずとも起きて支度をし、

机に向かいゴリゴリ過去問、時間になったら自習室へ向かう。

「もう一部、解答用紙のコピーを取ってくれないかな?」

「2018の社会を見直したい」

「ファイルにまとめてたやつを質問で使うからクリップで留めといて」

など、私のやる雑務への指示出しまでしていた。

 

小学生が!そんなことできちゃうんだ、っていうくらい

考えて、やって、なおして、もう一度やっていた。

 

自分の中の「あの学校に行きたい、受かりたい」というモチベーションは、

やれと言われて出来る努力の量をあっさりと凌駕します。

 

 

 

 

 

 

わたしは小中と公立。地元のみんなが行く中学校に行きました。

そこで、仲の良い友人が塾が面白いと。

そんなに面白いのか。

そんなことより、わたしは親の金でバスに乗って最寄り駅に行き、

大好きな第一デパート3階のオリオン書房コトブキヤに寄れるな。

勉強が主たる目的ならば、反対されることはあるまい、と考え、

「ねえおかあさん、わたしも塾に行きたい」

「イイヨ」

「イエーイ」

という感じで塾通いが始まりました。

 

中学分野って、凡人でもたくさん練習すればノリでイケちゃう部分が多く、

塾に通って学力は学校上位層で安定、都立の学区内では一番偏差値の高い学校へ。

 

このときは大した志望動機は無く、

一番だからそこに行くわね、って感じで行きました。

 

さて、学区で一番の公立高校では、容易く上位は取れません。

高校の学習内容は、凡人だと理解するためにかなりしっかり家庭学習しないとついていけないことに気づきました。

 

中学校ほど、容易ではない。

 

しかし、まわりの優秀な他の生徒に影響され、

学校生活は最大限楽しむけれども、学習習慣が無いなんてヤバいと言う雰囲気の中で、

見栄だけでしかたなく勉強し、なんとか受験に向かいます。

 

 

 

当時、私の中ではどちらとも決めかねる進路が2つありました。

ひとつは、

小学校の先生になって子どもを理系科目にアレルギーを持たずに育てたい、と言う目標です。

「小学校につまらない先生ばかりなのは、

受験科目が文系だけで初等教育学科に受かってしまうからだ。

つまり、理科や算数が出来ない先生が多いのは選抜のやり方がまずい。

とすれば、その仕組みが変えられない以上、

私が小学校の先生になって、算数や理科の重要性を直接子どもに訴えるしかあるまい」

と考えて、初等教育学科がある大学を探しました。

 

ふたつ目には、当時、所属していた部活の顧問だった先生が

高校の先生をしながら大学院に通っていて、

その大学での研究の様子を良く雑談で話してくれました。

また、ちょうど本が出たばかりでそれを読んだのも大きい原因だった。

bookclub.kodansha.co.jp

顧問の先生の研究がコレに近かったのか遠かったのかは分かりませんが、

研究をすること、を大分身近に感じたのは先生の存在が大きかった。

人の役に立つ材料の可能性を、探れるかもしれない学部で勉強したい。

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 そんなわけで、国公立の受験科目が被る初等教育学科と、

先端材料について勉強できる工業化学科を受験しました。

 

 

行きたい、受かりたい、が自分の中からわくときの、

やらされ感の無い勉強というものを、わたしは高3になるまで体験しなかった。

 

でも、たまたま、ラッキーなことに体験出来た。

自分で決めた、自分が行きたい学部のある大学、そこに受かる為の努力。

 

ボンヤリと「有名な大学だから」「ナントカ大学に受かるために一番難易度が低いのはほにゃほにゃ学部だな!」「偏差値が丁度良いから決めた」みたいな決め方では無い、

行きたい学部のある大学への受験が出来たのはラッキーでした。

 

 面倒なことも、クッソ大変な実験も、睡眠時間を削って書くレポートも、

自分が行きたい、やりたい勉強ができる学部だったから頑張れた」。

 

大学に行った人ならば思い当たることもありましょうが、

サボる事へのハードルがとても低く、

大学に来なくなる人って珍しくなかったでしょう。

そんなネガティブな気持ちに、捕まること無く大学生活を全うできました。

たまにはサボったけどさ。

 

 

行きたい、そこでやりたいことがある。

 

 

それにつながる部活の顧問の先生がいたこと。

自分も勉強しながら向上心を持って指導に当たる小学校の先生を「みたことがなかった」と言う体験。

部活の顧問から聞く「大学での研究の様子」。

素敵な発見をしている行きたい学部が出した本を読んだこと。

実際にその学部に行った仲の良かった高校の先輩にさそわれて、大学生のふりをして潜り込んで講義を受けたりしたこと。

その大学の別の学科を目指している勉強仲間。

 

そういう人脈を高校でたまたま手に入れていたこと。

 

そういう偶然や出合いが重なって志望動機に醸成された。

 

 

 

 

さて、小学生にそんな体験が出来るのか。

 

行動範囲も、行動時間も、自由度も、大分制限がある小学生が、

志望校を決めるにあたり、高校の時の私ほどのたくさんの材料を集められるのか。 

 

 

コレは無理でしょう。

 

 

中学受験は負荷が強いです。

その負荷に負けないために、自分の中から湧くモチベーションが必須です。

しかし、そのモチベーションを持つための行動力には制限があります。

 

ではどうしましょう?ここが親の出番では?

 

当時と違い、ネットでの情報公開、動画、クチコミ、ブログでの発信など、

拾おうと思えばたくさんの情報が落ちています。

真偽を見極めなきゃイケナイけど。

 

コロナで学校見学がかなりやりづらくなっているものの、

直接見る事は出来なくても、メールでの問い合わせにスゴイ速さでお返事が来たり、

電話で相談に乗ってくれる学校もあります。

 

その学校の始業時間にあわせて電車に乗ると、通学中のその学校の子達がどんな様子で過ごしているのか知れたりします。

 

感染予防に重点を置いて、少人数頻回の学校説明会をしてくれるところもあります。

 

何が受験をする子どもの心を撃ち抜くか、親の視点からでは分からない。

 

 

きゅーたろうの場合、

「サタプロでトイレの場所を聞いた制服のお兄さんが優しかったこと」

「記念祭で将棋を打ってくれた小柄な中学生に全く歯が立たなかったこと」

「灘文化祭で剣道の竹刀で殴らせてくれた高校生」

などもかなりの影響力がありました。

 

 

ぴーたろうも、

「寮で楽しそうに毎日が修学旅行並みに面白いよと言ってくれた中1の子」

「もらった鉛筆に書かれた探求・誠実・気迫。気迫って!!!」

「廊下ですれ違ったときに感じよく挨拶してくれた上にニコっとしてくれた在校生たち」

「西大和で本番を控えたぴーたろうにわざわざ『絶対受かって後輩になってね』って言いにきてくれた学校案内をしてくれた中2の子」

「教育を語るアツい先生」

などにとても影響されたと思います。

 

とにかく、学校の様子が分かる情報をあつめ、できるかぎり足を運び、

実際の様子をその目で見る。親も見る。本人も見る。

その手伝いをしませんか?

 

 

・・・・・・ っておもった灘文化祭が延期になっちゃったGWでした。

学校を知るのって、それくらい大事だと思ったので書きました。

実は上の子のPTAとかやっても先生を喋る機会が多くなってとても有益です。

オススメ。

 

んじゃ、まったねー!